冬になると畑も山も閑散とした雰囲気になり、秋を終えて実りの無い季節に思えますが、冬といったら忘れてはいけない果物がありますよね!風邪予防のためにもビタミンCを冬の果物からいただきましょう!
冬の果物といえば?
「冬の果物」といえば、やはりコタツのお供として外せない「みかん」!冬といえばみかん!
毎年100サイズのみかん箱を娘と二人で4つは空にします。保育園の頃、インフルエンザの予防接種をしにお医者さんへ出向いた際に「だいぶ黄色いけど黄疸が出てないか?」と言われ、よくよく調べてみたらみかんの食べ過ぎだったという事がありました。
実際みかんの食べ過ぎで手足が黄色くなる症状は「柑皮症(かんぴしょう)」といって医学的にも証明されています。特に害はなくみかんを少し我慢すれば元に戻ります。
冬の果物の多くはビタミンCを豊富に含んでおり、風邪予防にも一役買っています。冬の果物とはいえ夏から収穫が始まるものや、春まで収穫されるものもあります。
みかん・レモン・柚子・キウイフルーツ・いちご・柿・りんご・梨…。おいしく食べて栄養も接種しましょう。
一日一個のりんごで医者いらず?ほんと?
数ある冬の果物の中でも特に「リンゴ」は評価の高い果物です。秋に入る頃にはチラホラと店頭に並びはじめ、春が来るまで様々なメニューで活躍してくれます。
一日一個のリンゴで医者いらずとか、リンゴが赤くなると医者が青くなるなんて言われていますが、あながち嘘ではありません。
果肉よりも皮の部分の栄養が豊富です。リンゴの皮に含まれるポリフェノールは100種類以上と言われています。この豊富なポリフェノールに強い抗酸化作用があり、中性脂肪の低下・育毛効果・抗アレルギー・抗がん作用の効果があります。シミの原因になるメラニンを抑制するので美肌・美白の効果もあるんです。
皮に含まれるリノール酸とオレイン酸は悪玉コレステロールを減らします。食物繊維も豊富なため便秘解消にも効果があります。
病気を遠ざけるだけでなく、アンチエイジングにも効果的なリンゴですが、ダイエットにも最適です。リンゴを丸ごと一つ食べればもうお腹はいっぱいになりますよね。腹持ちもいいのでダイエットするにはもってこいなんです。
アレルギーは?
今やどんな食材にでもあるんじゃないかと思われる「食物アレルギー」。健康に良いと言われるリンゴにアレルギーを持っている人はやはりいます。
リンゴは「バラ科」の食物ですが、同じ「バラ科」の果物にはイチゴやもも、すもも、なし、さくらんぼ、あんず、びわ、梅、ラズベリー、ブラックベリー、アーモンドなどがあります。バラ科の果物アレルギーのアレルギー反応は食べることによって現れます。「口腔アレルギー症候群」といいますが。口の中にバラ科の果物が接触することによって反応します。手で触れる事は大丈夫です。
リンゴを食べている時、もしくは食べた直後に口の中や喉、唇がピリピリしたり腫れたりといった症状が出たらアレルギーと思ってください。口の中にのみ反応が出る事がほとんどですが、じんましんや咳などの症状が出る人もいます。ごくわずかな割合で重篤な症状が現れるので注意が必要です。
成人女性に多くみられるバラ科のアレルギーですが、最近では幼い子供にもバラ科のアレルギーが発症しているケースも多くなりました。全てのバラ科にアレルギー反応を起こすとは限りません。また、普通に食べることができていた果物にも関わらず、急にアレルギー反応を起こすようになることもあります。
果物の場合、加熱することによってアレルギー反応が出なくなることもあります。熱を加えることによってタンパク質の構造が変化するためです。リンゴは焼きリンゴやアップルパイにしたら安心して食べれるでしょう。桃の場合は加熱してもアレルゲンの性質は変化しません。加工品であっても注意が必要です。
まとめ
医者いらずとまで言われるリンゴですが、果物アレルギーを引き起こす代表格でもあるリンゴ。アレルギーとは無縁の生活を送ってきても突如として現れます。
しかし加熱すればリンゴの栄養はそのまま取り込めるので、大丈夫!しかも加熱することで栄養価がアップしてポリフェノールの吸収率も上昇、抗酸化作用もアップします。皮ごと頂ける「焼きリンゴ」が一番オススメ!