インフルエンザが猛威を振るう季節です。学校で集団生活を送る子供がいると、予防接種などの予防対策が万全であったとしても覚悟はしておかないと!と身構えています。感染した時にいつも悩むのが「食事」なんですよね。
インフルエンザ中の食事は?
大人の場合はお粥かうどんで用意して、薬を飲むために無理にでも食べてしまいますが、子供の場合、食欲がなければ全く食べてくれないし、逆に食欲があって色々食べたがってみたり…。
インフルエンザは体内の免疫力を高めてウイルスをやっつける必要があります。
というのも、処方されるお薬は特効薬というわけではありません。インフルエンザウイルスの増殖を止めるものです。しかも一時的に止めるためのお薬なので、基本的に自分の免疫力に頼る事になります。
免疫力を上げるために必要なのは、十分な睡眠と栄養です。
インフルエンザ中の食事は体内の免疫力を上げるため、栄養満点のものを食べさせてあげたいところですが熱が高かったりするとなかなか食欲も出ないですよね。
もし、お腹もこわしているようなら胃腸に優しい重湯やお粥から始めましょう。
娘は、味のないお粥や重湯を極端に嫌がります。薬も飲まなければならないし、もう用意もしてしまったし、とりあえず食べて?と勧めたところ、おう吐されました…。もう何年も前の幼児の頃の事なのに、娘も私もお互いトラウマで重湯とお粥は避けるようになってしまいました。
今は食欲がない場合はゼリー飲料から始めています。ビタミンやミネラル配合で、カロリーも摂取できます。なによりのどごしが良くておいしいから文句なく口にしてくれます。
病人食として与える場合は、冷やさず常温にしておきましょう。
高熱が出ている場合、ぬるいポカリスエットを用意して水分補給をこまめにしましょう。
少し食べれるようになってきたら、野菜をたっぷり柔らかく煮込んでスープにしたり、湯豆腐にショウガをおろしてみたり、煮込みうどんにしてみたり。
そこにプリンやヨーグルトを添えてやれば大満足です。
普段ヨーグルトでお腹がゆるくなるような場合は、インフルエンザでお腹を壊している時のヨーグルトはやめておきましょう。
家族と別はいつまで?
インフルエンザに感染すると、家庭内感染を避けるため我が家は「完全隔離」します。娘が感染した時には私のみが接触をし、一週間は誰一人寄せ付けません。家に高齢者も乳幼児もいるため細心の注意が必要になります。
インフルエンザの治療期間には個人差はあれど、一週間ほどで完治します。
薬を服用すれば1日~2日で熱が下がるため、本人は「元気になった!」と徘徊したがりますが、ウイルスはまだ潜伏しています。
「発症から一週間」は家族との接触や外出はしてはいけません。元気になった子供にはこれが結構キツイんですよね。
ここで「元気になったから」とウロウロさせてしまうと、家庭内感染はあっという間です。みんなで食卓を囲んでご飯を食べたい気持ちもわかりますが、インフルエンザと診断されてから一週間は絶対ガマンです!熱が下がっていても「保菌者」ですので。看病する側も気を抜かずに乗り切りましょう。
お母さんが感染したら?
これは一番避けたい事態ですよね。家族が病気になった場合、一番看病する側に回るのは「お母さん」でしょう。子供が病気になれば、大抵その役割は母親がになうものだと思います。
看病していたら感染してしまった。というのは一番可能性が高いですよね。昨年の私がそうでした。自分がインフルエンザに倒れた場合、残念ながら看病してくれる人間は皆無だったので痛い身体をひきずりながらお粥を作った覚えがあります。
さて、困るのは家事ですよね。子供からもらったインフルエンザは子供にはもう免疫ができているため、また返すことは無いですが、他の家族にうつしてしまう恐れがあります。
常にマスクは装着し、行動範囲は最小限にとどめましょう。できれば動き回るたびに自分の触れた場所は消毒しておくのが好ましいです。
インフルエンザは空気感染はしません。おもに飛沫感染です。咳やくしゃみで飛散したウイルスによって感染します。感染者の身体に知らぬ間に付着したウイルスがドアノブや階段の手すり、蛇口、食器などに付着し、そこから感染が広がる恐れがあります。家のあちこちに除菌スプレーを置いておくのが良いですね。
家族の中に食事の支度を代わりにやってくれる人がいるなら、お任せしましょう。そういう人がいない場合、自分以外の食事を作らなければならない場合はマスクの装着はもちろんですが、薄手のビニール手袋をはめて食事を作りましょう。
体調が悪ければ無理をせず、簡単なもので十分です。一週間くらいは粗食に耐えられるはずです。ウイルスは熱に弱いので、必ず火を通すメニューにしましょう。
我が家は一週間毎日「野菜鍋」でした。身体は温まるし最高です!
まとめ
インフルエンザ中は特に「免疫力を高める」「消化に良い」食事を考えましょう。熱が下がってしまうと食欲も出てきますが、いきなりコッテリしたものだと胃腸に負担がかかってしまいます。身体の回復に合わせてゆっくり普段の食事に戻していきましょう。