冬になると乾燥によるお肌のトラブルに毎年悩まされている人は少なくないでしょう。顔や、手足、むしろ乾燥で全身カサカサ!年を重ねるごとに季節のカサカサなのか年齢のカサカサなのかよくわからなくなってくるけれど!カサつくだけでなく、痛みを伴うものは特になんとかしたいものですよねぇ。
かかとのひび割れは冬の乾燥のせい?
毎年冬になるとパックリと口を開けるかかとのひび割れ・・・。痛くて歩くことにも支障が出ます。むしろ歩けません。ヒビのあまりの深さに驚くほどですが、このヒビの中にオロナインを塗りこめてゆく作業は意外と好きです。
固くなってヒビ割れを起こしてしまうかかとですが、体重や、歩行時の圧力によってどんどん固くなります。かかとを触ってみて下さい。固くてガサガサしていませんか?圧力に耐えるために角質がどんどん厚くなっているんです。
女性は特に血行不良になりがちですが、これに加齢も加わって新陳代謝が衰えて古い角質が剥がれずにそのまま残ってしまいます。その上に日々の圧力が加わることで角質がさらに厚くなります。
かかとには皮脂腺という脂分を補う機能がありません。そのためすぐにカサカサになってしまいます。体内から浸透するはずの水分も固く厚くなった角質までは十分に行き届きません。油分も水分も不足したかかとは乾燥した大地のようなもの。たくさんのヒビ割れが起こります。
そのまま放置してしまうと、ヒビが深くなって出血したり感染症を引き起こしたりする事も!
痛い!かかとのひび割れは治せるの?
とにかくひび割れがひどくなる前に処置を施しましょう。ヒビが深く、出血も伴うなら皮膚科を受診する事をオススメします。そこまでひどくならないうちに自宅でケアできればいいですよね!
まず分厚くなったかかとの角質を除去しましょう。軽石などでゴリゴリ削ればいいってものではないですよ?力任せに削ってしまうと、肌を守ろうとする作用が働いて逆に頑固な角質を作り上げてしまう事になりかねません。
かかとの角質を除去するためのグッズはドラッグストアで入手可能です。いろんな種類があって迷ってしまうかも。CMでよく見るのはドクターショールの電動リムーバーですが、欲しいなあと思いながら100円ショップで軽石を買ってしまいました。
皮をペロンと脱ぐように角質除去できるフットパックも人気ですね。
グッズを購入しなくとも自宅にあるものでかかとケアできます。だいたいどこのご家庭にも酢はありますよね?我が家は期限切れのすし酢があったので、それを使いました。足を漬けられるくらいのオケを用意して酢:ぬるま湯を1:3くらいで入れましょう。そこに足を漬けこみます。30分は我慢してください。これで角質が柔らかくなるので軽石か専用ヤスリで優しく丁寧に磨いてください。削りすぎないように!
お酢によるマイルドピーリングが済んだら、柔らかくなったかかとにハチミツ小さじ1杯を塗り、さらにその上にオリーブオイルを重ね塗りします。サランラップでくるんだら靴下をはいて一晩。寝ている間に靴下が脱げたりしたらお布団が大変なことになりますのでご注意を。
出血を伴うほどのひび割れの場合は傷を治してから試してくださいね!
かかとのひび割れ・予防法は?
ひび割れ予防に一番効果があるのは『保湿』です。潤っていればひび割れなんて起こしませんから!毎日角質除去する必要はありません。やりすぎはかえって逆効果。お風呂上がりのスキンケアの流れで、かかとに保湿クリームを塗っています。週に二日くらいはかかとの角質ケアをしてたっぷり保湿してあげましょう。
ハンドクリームでもよく目にする「尿素配合」。尿素は角質を溶解します。保湿ケアに良いという事ですが、かかとに使う場合、すでに溶かすべき角質を除去をした足には逆効果になります。
セラミド配合のクリームはオススメです。保湿力に優れたセラミドでかかとを優しく保湿しましょう。保湿クリームを塗った後はその上にワセリンを塗りましょう。そうする事によって水分を逃がさないので効果は倍増します。
100円ショップで探してみると意外とかかとケアのクリームや足用のシリコンパック、ヤスリといったグッズが売られています。一通り揃えて試してみるのも良いですね。
まとめ
ひび割れてしまう前にケアをするのが一番です。毎日のスキンケアの中にかかとの保湿ケアを取り入れてみて下さい。お顔だけでなく、かかともお肌の一部です。ストッキングに包まれていてもかかとは結構見えるものです。
忘年会や新年会なんかで、お座敷で正座する機会ってありますよね。そんな時、堂々とかかとを見せていたいと思いませんか?