台風や雨で頭痛が・・・目眩や歯まで痛くなる・・・皆さんの中にも多かれ少なかれこんな経験があるの人もいるのでは?これ「低気圧頭痛」なんです。痛くなると仕事どころではありません。
頭痛薬を飲んでも効き目が弱いし、服用しすぎても副作用が心配。そもそも何で頭痛が起こるの?薬は飲んでも良いの?予防方はないのでしょうか。
どうして台風や雨が降ると頭痛が起きるの ?
雨が降ると頭が痛い・・・。それは、気圧が大きく影響しているからなのです。空気にも重さがあるのを知っていますか?普段生活しているうえでは全く感じられないですが、実は空気の重さは絶えず変化しているのです。
空気の密度が上がり、重くなると
・高気圧
空気の密度が下がり、軽くなると
・低気圧
この「低気圧」が頭の血管を膨張させ頭痛が発症します。では何で、低気圧が発生するのでしょう?
まず、地表で太陽の熱により空気が暖められます。暖められた空気は軽くなり上昇する性質があります。この性質を上手く利用した乗り物に気球があります。気球は空気をバーナーで暖めることで上昇し、バーナーを止めると下降します。密度が下がり空気が軽くなるので低気圧状態になります。
台風も同じで、南の赤道付近で猛烈に暖められた空気が渦を巻きながら上昇していくので、大きな低気圧が発生します。この低気圧が血管を膨張させ頭にある一番大きな神経「三叉神経(さんさしんけい)」を刺激し、頭痛が発生します。
三叉神経は三又に別れており、それぞれ目・上顎・下顎に繋がっている神経なので頭痛がすると一緒に、目眩や吐き気、歯が痛くなる事があるんです。この神経の刺激が低気圧頭痛のおこる仕組みです。つまり頭痛の原因は、低気圧により血管が膨張し神経を刺激することが原因だったんですね。
台風や雨で頭痛がひどい時は薬は飲んでもいいの?予防方法は?
「これからまだ仕事が・・・でも頭痛が・・・」そんな時は薬を飲んですぐに楽になりたいですよね?ただ、頻繁に使用すると副作用も心配だし、効かなくなるなんて事も。服用方法をきちんと守れば市販の頭痛薬を飲んでも全く問題はありません 。ただし、タイミングを間違えると効かなくなることも。「薬は頭痛のする前に飲む事が大事」なのです!頭が重いな・・・雨が降りそうだな・・・と思ったら早めに薬を飲みましょう!早めに飲むことで、頭痛の緩和に繋がります。
「低気圧が原因の頭痛には薬が効かない」と言われていますが、薬を飲むタイミングを間違えていたからなんですね!私も、今まで頭痛がしてから薬を飲んでいました。どうりで、効かないわけですね(笑)
頭痛に悩む前に予防ができればそれが一番ですよね。そこで、野菜ジュースが大活躍!なぜ野菜ジュースなのでしょう?実は野菜ジュースには多くのカリウムが含まれています。市販の野菜ジュース200ml当たり約700mgです。カリウムの摂取基準は15歳以上男女で1日2000mgなので、1日3回の食事で200mlの野菜ジュースを飲むことで、摂取カリウム量をクリア出来ます。このカリウムが血液中の塩分濃度を調節し血液の流れを良くする働きがあるため、頭痛予防に効果的なんです。
ただし、紫の野菜ジュースには要注意!紫色の野菜には多くのポリフェノールが含まれています。このポリフェノールは高い抗酸化作用で老化防止や、血管を膨張させて血液をサラサラにする効果があります。普段ならとても体に良いものなのですが、偏頭痛が発生した時には逆効果。血管が膨張することで痛みが増すこともあるので注意!
ジュースじゃなくても野菜をいっぱい取ればいいんじゃないの?と思いますが、1日の野菜の必要量は色々な野菜をバランスよく350gとされています。これを毎日継続するのはとても大変です。なので手軽に野菜を摂取できる野菜ジュースがオススメなんですね。
マグネシウムにも脳の神経の興奮をおさえる効果があるため、マグネシウムを一緒に摂取すると効果倍増!マグネシウムを多く含む食材として大豆食品、海藻類、胡麻などがあげられます。
これらを一緒に摂取して、頭痛に悩まされない体質改善をしていきましょう!
台風や雨で頭痛がしたときの対処法は?改善方法は?
頭痛がしたら、先ずは冷やしましょう。偏頭痛は血管の膨張がもたらす痛みなので血管を冷やすことが膨張をおさえる最善策です。濡れタオルやアイス枕等で患部を直接、又は首回りの血管の多い部分を冷やすのが効果的です。目から刺激を受けたりするので強い光りを浴びるのも厳禁!なるべく暗くすることをオススメします。
まとめ
頭痛の原因、頭痛が発生したときの対処法は理解できましたか?でもやはり頭痛にならない「予防」が一番です。毎日の野菜ジュースで食生活改善!目指せNO頭痛ライフ!