年末の大掃除を進めるにあたり、どうにかして逃げたいのが「お風呂そうじ」ではないですか?だって寒い!水回りってカビだらけだし!出来る限りさわりたくないし見たくない!カビキラーをまんべんなく撒いて放置して流す…だけでキレイになれば苦労はないんですけどねぇ。
お風呂の大掃除・普段からカビを増やさないのがコツ!
毎日ガッツリとお風呂のお掃除ができれば良いのでしょうが、なかなかそんな時間もないですよね。とりあえず汚れが目に付いたら少しづつキレイにしてはいます。カビキラーが大活躍します。
夏場はシャワーだけで済ませてしまうお風呂も、冬はガス代を気にしながらもしっかり湯船にお湯を張り、温まるようにしています。風邪はひきたくないですからね。
そうなると、毎日浴槽の掃除はするわけですがお風呂に入る前ですか?後ですか?
子供の頃はお風呂に入る前に「お風呂洗ってきて」と、命令が下っていました。確かにきれいにしたばかりのお風呂に入るのって気持ちがいいですよね。
実はお風呂に入った後の方が汚れは落としやすいんです。湯船の中は入浴後の皮脂の汚れがぷかぷか。壁の汚れもお湯の蒸気で落としやすくなっています。お風呂を出る直前の短い時間でいいんです。残り湯と中性洗剤とお風呂用スポンジ!これでサッと掃除をしたら最後に水切りワイパー(スクイージー)で浴室の中の水滴を落としてしまいましょう。
浴槽に水滴が残された状態で放置してしまうと、カビの温床になってしまいます。石鹸カス・ボディソープの泡なんかも残らないようにしましょう。カビの大好物です。
出る直前ですから、あまりアチコチ気になってガッツリやってしまうと風邪をひいてしまいます。ほどほどにしましょう。逆に時間のない時は、出る直前に熱いシャワーでサッと流し、直後に冷水シャワーで流します。温度を一気に下げてやることで乾燥しやすくなるんです。
ほんの数分サッとやっておくだけでキレイな浴室を保てます。
お風呂の大掃除・簡単にキレイにする方法は?
普段から・・・といってもやはり行き届かないところは出てきます。タイルの目地や天井、排水溝の中・・・。
年末大掃除にがっつりやろう!という気持ちは十分あるんですが、なかなか面倒くさいんですよね。なるべく体力を使わずに綺麗にしたい!そんなときの強い味方・カビキラーを普段から駆使していても、根強いカビはいるもんです。こんな手ごわいカビにはキッチンハイター・キッチンブリーチを使ってみましょう。
まず浴室は乾燥させておきます。窓も開けて換気扇も回して、タイルはしっかり乾いている状態で始めましょう。
バケツに水で薄めたキッチンハイターもしくはキッチンブリーチを用意してください。キッチンペーパーをハイターに浸しつつ気になる部分に張り付けていきます。
あとは3~4時間くらい放置しましょう。その間に台所のコンロ周りとか換気扇とか。最後に浴室へ戻ってキッチンペーパーを回収してください。流してはいけませんよ?水に溶けませんよ?
ペーパーをはがした後のタイルや壁をシャワーで洗い流せば完了です。これ本当に簡単キレイ!ぜひ一度お試しあれ!
しつこい汚れには「酢」も効きます。汚れた部分に酢をたっぷりと染み込ませたペーパーをかぶせましょう。その上からラップをかけて3時間ほど放置します。そのあとブラシでこすってみましょう。
お風呂掃除・注意点は?
キッチンハイター・キッチンブリーチの扱いには注意が必要です。カビキラーもそうですが、締め切った室内での使用はまさに自殺行為。窓は全て開け放ち、換気扇は回しましょう!
ハイター、ブリーチ、カビキラーは共に「カビ除去」を目的として作られており、成分に大きな違いはありません。主な成分は次亜塩素酸ナトリウム・水酸化ナトリウム・界面活性剤です。
カビキラーはハイター類に比べて次亜塩素酸ナトリウムの濃度が薄くなっています。というのもカビキラーはスプレータイプですよね?スプレーで噴霧する事を想定しているから濃度が薄いんです。
スプレーすると薬剤が飛散します。濃度が高い次亜塩素酸ナトリウムを吸い込んでしまうと口や喉の粘膜組織を荒らしてしまい、吐き気に見舞われることもあります。100倍に薄めたものであっても直接触れれば皮膚がただれる事もあります。
濃度の高いものが目に入った場合、失明の危険もあります。だから飛散タイプのカビキラーはハイター類よりも次亜塩素酸ナトリウムの濃度が低いんです。
それでも使用時には十分な換気、マスク、ゴム手袋、ゴーグルまであれば完ぺき!
ハイター類をスプレー容器に詰め替えて使う人もいますが、「他の容器に詰め替えないでください」と注意書きがあります。「やめて」と書かれている事はやめましょう。
濃度が高ければ高いほどカビには強力に効きます。ですが、使い方はきちんと守らなければ命にかかわります。
酸性の洗剤と一緒に使用すると有毒ガスが発生するのは有名な話です。「混ぜるな危険」は本当に危険なんです。
まとめ
カビによく効く「ハイター・ブリーチ・カビキラー」ですが、身体にとって有害であるという事を忘れないでください。お掃除に夢中になって気が付いたら呼吸器官に異常が生じていた経験があります。使用の際には換気を十分にし、少しでも気分が悪くなったらすぐにその場を離れましょう。
うがいをして新鮮な空気を取り入れてください。
子供の手の届く範囲には置かないようにしましょう。