お正月が終わったと思ったら、今度は甥の成人式。小さいころから見守ってきた甘えん坊の男の子が「大人」の仲間入りをする年になったと思うと、感慨深いものがあります。
成人式のお祝いに何を贈る?
毎年成人式には、もはや恒例となっている新成人大暴れのニュース。「そういう行事」なんだと思い込んでいるのでないかと心配になります。
新成人を祝う「成人式」という風習は日本独自の文化です。
20歳を迎え、成人となると「大人」として責任を負うべきことが増えます。酒とたばこが解禁だとかいうレベルのものではない事をきちんと自覚してもらいたいものですね。
私の甥っ子も晴れて新成人となりますが、ちゃんと責任の持てる大人になるように頑張ってもらいたいものです。
そんな気持ちを込めつつ成人のお祝いを用意するわけですが、世間の相場も気になります。
お祝いの品でも良いのですが、イマドキの若者が何を求めているのかと本人に聞いてみてもオバちゃんには理解できない話をしだすので「お金」で良いかという事になります。
お金を包むことが一番無難でもありますよね。
ただお金や商品券ではメッセージ性があまり感じられません。大人の仲間入りをした新成人にはなむけとなるように記念の品と言葉を添えてあげられたら素敵ですね。
自分の成人式の時は両親から冠婚葬祭で使う真珠のネックレスとイヤリングのセットを贈られました。結婚式や葬儀、子供の入園・卒園・入学式・卒業式と活躍の幅のある良いものを頂いたと今更ながら感謝しています。
弟は実印と銀行印、認印の印鑑セットを作ってもらいました。
大人になると必要になるもの、大人なら一つは持っていたいものを何か一つ添えて、大人社会へと送り出してあげたいものですね。
成人式のお祝い・相場はどれくらい?
現金を包む場合、新成人から見た立場によって相場は変動します。
両親・・・1万円~5万円
祖父母・・・1万円~10万円
兄弟・姉妹・・・1万円~3万円
叔父・叔母・・・1万円~3万円
上記以外の親族になると5千円~2万円となります。友人・知人のお子さんが成人した際には5千円~1万円が相場であるようです。
血縁関係であってもそうでなくても、一番目安になるのは「親密度」です。
普段からそれほどお付き合いがないところへ高額なお祝いを渡してしまうと、気を遣わせてしまう事になります。お互い無理のない範囲でのやり取りで良いでしょう。
紅白蝶結びの水引のついたご祝儀袋に包むのが正式です。「御成人御祝」「祝御成人」「賀成人式」などの表書きにします。
成人の日までにはなむけの言葉と共に贈りましょう。
成人式のお祝い・お返しは?
よくお祝い事のお返しは「半返し」なんて言いますが、成人のお祝いの場合はお返しがなくても良いものです。実家の身内だけであれば、新成人からお礼の言葉を成人式の写真に添えて贈るだけでも喜ばれるものです。
とはいえ、それだけで済ますわけにいかないお相手もありますよね。
成人のお祝い返しは「内祝い」です。相場は頂いた金額にもよりますが、半返しまでする必要はありません。頂いた額の3分の1くらいで十分です。ただ、これも「お付き合い」にもよるのでしょう。「半返し」するご家庭もあります。
その土地や家の習慣もあるでしょうから、確認してみた方が良いでしょうね。
お祝いをあげる立場としては、見返りは求めないものです。兄弟姉妹の間柄であれば、金額を決めてしまったり、お返しは無しでと決めてしまうのも良いでしょう。ただ、「お礼の言葉」は欲しいものです。新成人本人からの感謝の言葉が大切です。お返しの品はなくとも、感謝の気持ちはしっかり伝えるようにしましょう。
お返しの品を贈る場合、お祝いを頂いてから一ヵ月以内にはお礼の言葉と共に贈るようにしましょう。
まとめ
昔から「子供」が「大人」の仲間入りをするという儀式は特におめでたい事としてお祝いされてきました。親も子も、一生に一度の「成人式」です。お祝いの品も大事ですが、大人になる子への「はなむけの言葉」も是非、贈ってあげてくださいね。