10月に入ると徐々に乾燥がきつくなってきます。お肌の乾燥対策、風邪やインフルエンザ予防のための乾燥対策、あとは、口臭を防ぐための乾燥対策が必要って意外と知られてないんです!冬=口臭がきつくなる季節でもあります。
冬の乾燥はお口の敵!?
人は見た目が100%・・・なんてドラマがありましたね。100%とまでは言い過ぎだと思いますが、人の第一印象というのは「見た目」と「におい」と言っても過言ではありません。見た目がとてもさわやかであっても悪臭がしたら魅力半減ですよね。
冬は特に口臭がきつくなる季節と言われています。実は冬の乾燥が原因なんです。
クリスマスやバレンタインなど、恋人同士のイベントに事欠かないのもこの季節。せっかく肩を寄せ合える季節に口臭がキツかったりしたら、この先のお付き合いまでキツくなってしまいかねません!
口臭がきつくなる季節!
口臭の原因はタバコであったり食事であったり数あれど、冬の乾燥も大きな原因の一つです。
乾燥で唾液の分泌が減り、雑菌が繁殖します。揮発性の硫黄化合物成分が発生して「臭い」の元となります。空腹時や寝起きなど生理的口臭も乾燥が原因です。緊張した時も口臭がきつくなりますが、これも唾液が分泌されず口の中が乾くためです。
唾液には殺菌・抗菌の作用があります。子供の頃転んでケガをして、それを見た父に「唾を塗っておけばいい」とべロリとやられたことがあります。あまり良い気分ではありませんでしたが、殺菌・抗菌作用があると知ればあながち間違いでもなかったようですね。ただ、うがい等で口の中を綺麗にしてからでないと雑菌だらけですけど!自身の子供には「ケガペロリ」は全力で拒否されています。
他に虫歯や歯周病が原因の病的口臭がありますが、生ごみやゆで卵の腐敗した臭いと例えられます。思い当たる場合は直ちに歯医者さんへ行かれることをオススメします!
口臭は防ぎたい!予防法は?
朝起きたら口の中の雑菌の増加はピークに達しています。睡眠時は唾液の分泌はほとんどありません。自浄作用が働かないため雑菌は繁殖し放題です!
便秘解消のため、まず起きたら一杯の水を飲む!という人がいますが、その前に!
雑菌でいっぱいになっている口の中をキレイにしましょう。起床時、口の中にある唾液を全て吐き出して、歯磨きをしてからにしましょう。
寝ているときに大きな口を開けていたりしませんか?眠るときにマスクをするようにすれば乾燥を防げます。ちょっと大きめのマスクならお肌や唇の乾燥、喉の乾燥も防げて風邪の予防までできちゃいます。慣れないと苦しいような気がして寝ている最中にマスクがどこかへ行ってしまったりするものですが、慣れてしまえばマスク無しでは眠れなくなるかも!?
起きて活動している間は水分をマメに補給して口の中を潤してください。ジュースやコーヒーでは逆効果です。コーヒーとタバコのミックスは最悪です。
お茶に含まれるカテキンに殺菌作用があるという事で口臭予防にと飲んでいる人がいますが、逆効果です。お茶には利尿作用があって体の水分を外へ放出してしまいます。お茶ばかり飲んでいると結果的に体の中が不足して唾液の分泌も減ってしまいます。お茶はうがいに使いましょう。風邪の予防にも効果があります。
ガムをかむのも唾液の分泌を促すのに効果的です。
まとめ
冬は締め切った空間で人と接する機会が多くなります。面と向かって「においますよ」と言う人はほとんどいないと思います。私自信は人様に対して面と向かって「くさい」と言うのは人と道に外れる行為だと思っています。しかし臭いものはくさいのです。顔をそむける、少し距離を取るといった対策しかできないのがもどかしいのも事実です。むしろ臭い対策のためにマスクを着用します。
私たちは他人のにおいには敏感ですが、自分のにおいには鈍感になっています。かといって、自分のにおいは不快かどうかなんて親しい間柄であってもなかなか確認はしづらいものです。知らず知らず周りに不快な思いをさせないように口臭ケアを心がけましょう!