人間は「首」と呼ばれる部位が冷やされる事で寒さを感じています。ではペットは?卵からかえしたヒメウズラは「ひよこ電球」を使って温めています。ニャンコはいないと思えば必ずコタツの中に。「寒い」という感覚があるからですが、では犬は?ケージの中から「遊んでくれ」と元気にアピールしてきますが、彼らは寒くないの?
ペットも大切な家族!寒さに弱い?弱くない?
冬になると人間の寒さ対策よりもペットの寒さ対策をまず考えます。「ヒト科」の家族は放っておいても勝手に厚着をしてくれたり、ストーブやコタツを用意してくれますが、ペットはそういうわけにはいきませんよね。
ヒトとヒメウズラとセキセイインコ、猫、犬と同居しています。なんだかんだで一番丈夫なのは実は「セキセイインコ」じゃないかと思うくらい多少の雑な扱いにも耐えています。寒さにも暑さにも強い子です。
ヒメウズラは寒さに弱いので冬の間は「ひよこ電球」を使って巣箱の中を37℃くらいに保ってやります。
ニャンコ先生は気が付けば一番温かい場所を独占。夏は夏で一番涼しい場所を知っているのも彼女です。冬のコタツに確認せずに足を突っ込もうものなら容赦なく攻撃を受けるので注意が必要です。
一見、寒くても平気そうに見える犬ですが雪が降れば喜んで駆け回るのは雪国生まれか、熊かと思うほどフサフサした大型犬です。
彼らは生まれた場所や、体格や犬種によって寒さの感じ方が違います。我が家ではトイプードルが2匹いますが、彼らは暑い国の生まれなので寒がりです。
犬はお腹の毛が少ないですよね。そのため下からの寒さを敏感に感じます。とくに小型犬は地面に近いため冷えを感じやすいんです。中型、大型犬と違って体温も保ちづらいので、小型犬には寒さに弱い犬種が多くみられます。
寒冷地生まれのシベリアンハスキーや、毛が二層になっているいわゆる「ダブルコート」と呼ばれる柴犬やポメラニアンは寒さに強い犬種です。
ワンちゃんの寒さ対策!
小型犬ですとだいたい室内で飼われていると思いますが、彼らにとって快適な温度も考慮してあげましょう。室温は24℃前後に保ち、湿度は50から60%が最適です。
人が快適であればワンちゃんも快適であると言えるかもしれません。
寒い早朝から「散歩行こうよアピール」をされていると、果たして本当に寒がりなのか?と疑いたくもなりますが、明らかに震えていたり、丸く縮まっていたりしたら解りやすい「寒い」というサインです。
寒くて下痢をしてしまう子もいるので、便のチェックもぬかりなくしましょう!
ケージに寒さ対策はどうしてますか?鳥たちもそうですが、ケージの上から毛布を掛けています。その他に壁との間に段ボールを挟んで寒気を防いでいます。段ボールで周りを囲むだけでだいぶ違います。
着れなくなったフリース素材の衣類なんかは、温かい布団代わりになりますよ!
体調の良い時はこれだけで十分元気でいてくれますが、ちょっと調子が悪いかなと感じた時は犬用ヒーターを使っています。
我が家のトイプードルはもうご老体なので、ペットヒーターが大活躍します。
外で飼われている場合もフリースが活躍します。使わなくなった毛布も良いですね。段ボールを敷いて、その上に寝床を作ってあげましょう。外に電源がなければ犬用ヒーターというわけにもいきませんが、犬用の湯たんぽがおススメですよ。
ワンちゃん・冬のお散歩は?
お散歩はいくつになっても大好きですよね。ケージから出るのもやっとの時もあるのに、リードを見ればハラハラするほど興奮します。
今はワンちゃん用の洋服が種類も豊富で可愛いですよね!温かい室内から寒い外へ出かける場合、犬だって急激な温度変化はツライものです。温かい服を着せてあげてお散歩に行きましょう。
以前、ライオンか!?と思ったらフッサフサのネックウォーマーを着用したゴールデンレトリバーでした。ワンちゃんのコスプレを楽しんでみるのもいいですね。
寒い日は特に、外へ出るのは避けたいと思いますよね。でも家にこもりきりだと、犬も人もストレスが溜まります。ワンちゃんとお散歩に出ることで適度な運動ができて筋肉が作られて代謝も良くなり、人も犬も健康な体が出来ていきます。
室内犬は特に、気温の差が激しい場所へ出るので出かける前にはウォーミングアップしてから出かけましょう。
お腹までしっかりと温かいドッグウエアで出かけましょう。ウズラもそうなんですが、日光浴をすることによってカルシウムの合成が促されます。ですから、できれば陽の当たる時間帯にお散歩することを心がけましょう。温かい時間帯でもありますしね!
もしも雪で遊んだりして体が濡れてしまったら、放置すれば体温が奪われてしまいます。出先で濡れてもタオルドライ出来るように、ワンちゃん用にタオルを一枚持参したら良いですね。帰ってからドライヤーでしっかり乾かしてあげましょう。
まとめ
小型犬でなくとも、子犬や老犬、病中病後の犬には寒さ対策が必要です。家族みんなで温かい冬を過ごせるように工夫しましょう。
散歩に行きたがらなかったり、あまり水を飲まなかったりしたら寒がっていると考えられます。体調が悪いサインかもしれません。
オスは特に尿道が長く、泌尿器系の病気になりやすい傾向があります。「お水をあんまり飲まないな」と感じたら尿のチェックをしてみてください。排尿に時間がかかったり、血が混じっていたりしたらすぐにお医者さんに診せましょう。異常がなければ、水が飲みたくなるように運動させることが大切です。