秋になると咳が止まらなくなる!そんな経験ありませんか?秋だけでなく春にも症状が出る人も。私は秋冬にかけてでしたが、何をしても咳が止まらない!発熱するわけでもないので医療機関も見送っていました。でもこれ放っておくと大変なことになるんです!
秋冬に咳が止まらない!
咳が出始めると「風邪かな?」とまず考えますよね。秋冬にかけてこんな症状が出ると、季節の変わり目という事もあって「風邪」と判断してしまいがちです。風邪なら一週間も様子を見れば治ってしまうもの。発熱などの症状が出なければ、なかなかお医者さんへも行きませんよね。この時期の医療機関では別のウィルスももらいかねないと、余計に敬遠してしまいます。
しかし、一週間で治まるはずと高をくくっていた症状が一ヶ月近く続いたら?
これはもはや風邪ではないと早急に判断してください。
市販の薬はまず効きません。市販の薬を諦め、何を思ったかおばあちゃんの知恵袋に頼り、大根を短冊切りしてハチミツに漬け込み、その上澄みをすすりましたが効きません。枕元に加湿器を置き、布団がびしょびしょになるほどの出力で加湿を試みましたがダメでした。
咳が続くと体力も奪われますが、まともな思考能力も奪われていたようです。
その症状、咳喘息かも?
空咳の続く症状を一ヶ月も放置した末ようやく観念して医療機関へ足を運んだわけですが、かかりつけの先生に開口一番「なんでもっと早く来ないのか」と叱られました。
咳喘息にかかっていて、「喘息」一歩手前だと言われました。
「咳喘息」という病名をこの時はじめて聞いたのですが、発熱や鼻水といった風邪の諸症状がみられないまま空咳が続くようなら、咳喘息の可能性を疑いましょう。慢性的な気管支の炎症が「咳喘息」です。気道が狭くなり、ちょっとした刺激にも過敏に反応するようになります。
寒暖の差が激しい時や、喫煙、受動喫煙も止まらない咳を誘発します。
私の場合は夜寝ようと横になると咳が止まらなくなりました。一晩中咳き込んでいたので、ほぼ眠れず・・・。熱もないのに医者には行かない!とワケのわからない事を考えていないで、とっとと行っておけば良かったと思います。
発作が激しくなると胸に痛みを感じたりしますが、咳一つで骨にひびが入る場合もあるんです。あなどってはいけません。思っている以上に「咳」は身体に衝撃を与えます。20代の頃、咳のひどい風邪をひきましたが、咳き込みすぎてぎっくり腰になりました。
咳の発作が激しすぎておう吐したり、失神する人もいます。
喘息のように喉がゼイゼイヒューヒューする呼吸困難はありません。しかし放っておくと本格的な喘息に移行してしまいます。そうなる前に早急に医療機関を受診しましょう。
原因は一体何?
原因は様々です。季節の変わり目の気温差であったり、運動がきっかけであったり、タバコはもちろん、飲酒も原因になりうる様です。夏に繁殖したダニの死骸が大量発生してハウスダストが増える秋に咳喘息の症状の人が増えるのも納得ですね。ストレスが原因となる事もあるようです。
風邪に併発して発症する事ももちろんあります。風邪の諸症状が治まってもなお咳が続くようなら、早急に受診しましょう。かぜ薬や抗生物質、咳止めはなんの効力ももちません。気管支拡張のお薬や、ステロイド薬が処方されます。
自然治癒もしますが、無茶はしない方が良いです。
女性が多くかかりやすい傾向にあり、再発を繰り返します人もいます。気管支の弱い人はとくに、毎年この時期は気を付けた方が良いでしょう。
まとめ
風邪やインフルエンザといったウィルスに対する予防法で咳喘息も防げます。アレルギーのある人はハウスダストやカビなどアレルゲンの排除をこまめに行いましょう。喫煙はもう大敵ですね。気管支が弱いという自覚がある場合、頑張って禁煙する事をオススメします。また咳き込んでいる人が近くにいたら喫煙は控えてあげて下さい。
バランスの良い食生活を心がけ、ストレスを溜めすぎない事も大切です。身体と脳の休息を十分にとり適度な運動で抵抗力をつけることも効果的です。