不動産投資を行うにあたって金融機関でローンを組むことになる場合が多いですがその際の審査は年収によって変わってくることが多いです。
更に利率はどうなるのかを考えていきましょう。
不動産投資のローン審査
不動産投資のローン審査と言えばまずはサラリーマンであれば源泉徴収票、個人事業主であれば確定申告の申告書が必要になります。
銀行は給料収入などから生活に必要な支出を引いてからその後の手残りで返済が可能かを判断します。
全ての場合がそうではないですが初めて不動産投資ローンを組む場合はそういった形で審査されます。
投資物件からの収益が無い場合でも返済が可能なのかという部分を見るわけですがここは返済額が大きければほとんどの人が無理だと思われます。
物件からの売り上げも重要ですが個人のお金の流れも審査対象となります。
金融機関からしてみれば収入が多くても借金が多い場合は厳しく見られます。
当然なのですが消費者金融に多額の借金がある場合なども融資が難しくなります。
物件の採算性は良くても当人に破産されてしまっては元も子もなくなるので人間を見られます。
他にも『ブラック』と呼ばれる過去に金融事故を起こしている方も融資はほぼ不可能になります。
クレジットカードが作れない方です。
自己破産された方や過去に何かの支払をせずに裁判になった方、差し押さえなどを受けている方などは審査の結果は当然落ちます。
次に職業や勤務年数が見られます。
職種も大切ですがそれ以上に3年以上、5年以上、それ以上と勤続年数が長い方が優遇されます。
3年以上は一つの区切りになるので今働いている会社の勤続年数が3年以下の方は融資が通らない可能性が勤続年数の部分で出てきます。
後はその金融機関とどういった取引が過去にあったかも考慮されます。
給料振り込み口座として使われいた、生活費の決済口座として電気代や水道代金を引き落としていたなども調べられます。
一番いいのは定期預金がある金融機関です。
定期預金がある事でこの人はしっかりお金を管理できている人だという証拠になります。
実際はどうかというのは関係なくそういう風にみられるので定期預金は強いです。
不動産投資ローンと年収との関係
不動産投資ローンと年収との関係は先ほど説明した通り返済比率の問題で見られる場合が多く、万が一返済が出来なくなったときに回収が出来るかどうかを見ています。
年収が低い状態ですと借りられる金額も少なくなりますし、多ければそれに比例する事が多いです。
もちろん物件の評価というものがあるので必ずではないのですが年収が300万円と1000万円では借りられる金額に差があるという事です。
この年収も高ければよいかというとそうでもありません。
職種にもよって差が生まれます。安定している職業であれば良いのですが例えば夜の商売などといった職業であれば融資が厳しくなります。
医者や弁護士であれば大丈夫かというとそうでもありません。
医者や弁護士であらば個人事業主である場合には経営状況が審査されます。
職業、年収、など総合的に判断されます。
安定的な職業で年収が高く借金が無い状態の方が一番有利になります。
次に職業が見られている場合が多いかと思います、年収は今後の状況によっても変わるものですが職業は安定的であれば信用が増します。
年収は低くても公務員や一部上場企業であれば年収が高い不安定な職業よりも強くなります。
不動産投資ローンの利率
不動産投資ローンの利率という部分では他のローン商品と比べても圧倒的に低いです。
時期によって変わってきますが他の商品との比較の中では絶対的に安く設定されます。
やはり担保が取れる融資ですので銀行も他の無担保ローンなどに比べればリスクが少ないので低い金利で融資を実行する事が出来ます。
事業性のローンの中では一番安い金利になりますが経済状況の中で変動する変動金利の場合が多いので今後、利率上がる事のリスクも考慮しなければなりません。
ほとんどが保証料別の金利形態になっており融資に対する金利と保証会社の保証料が合計されて金利として支払わなければなりません。
ここでも融資金額に対して物件購入時の頭金が多い場合などは金利優遇される場合もありますがほとんどが金利は金融機関によって決まってくるので属性は関係ありません。
まとめ
不動産投資でのローンというものはどの様に審査されて結果が出るのかは金融機関によって違います。
メガバンクでのやり方、地銀でのやり方、公庫でのやり方と違いますので一概には言えませんが基本的な部分はほぼ一緒になります。
融資に対する姿勢や考え方の差は同じ金融機関でも支店によって変わるぐらい違うのでやはりケースバイケースとしか言いようがありません。
しかし、金融機関がお金を貸しやすい人というのは共通ですのでそういう人になれるようにすると融資も楽になります。