朝晩の冷え込みが厳しくなって、朝起きると乾燥のせいか喉が少し痛むような…。風邪をひきやすい季節になりましたね。風邪をひかずに冬を乗り切るために何かしている事ありますか?
風邪をひく前に!寝る前に「はちみつ+レモン」
「風邪にはビタミンCの豊富なレモンが効く」と、どこで覚えてきたのかわからない知識を頼りに、我が家では昔から「はちみつレモン」が冬の定番です。
おそらく高校受験の冬あたりから、母が作ってくれていたような気がします。レモンを丸ごと細かく刻み、はちみつをたっぷりと垂らし、熱湯を注いで寝る前に飲む。身体がポカポカしてよく眠れました。受験勉強どころではなかったですね。
風邪をひかなかったかどうかの記憶はありませんが、受験が終わってからも何年かは冬の定番になっていました。子供ができて、小学校に上がるあたりから風邪予防のために「はちみつレモン」を作ってやるようになりました。今では寒くなると必ず催促されます。そのおかげなのか、ありがたいことにあまり風邪はひかない子です。
母はその都度レモンを刻んで作っていましたが、ずぼらな私は4つほど一気に刻んでおいてはちみつをたっぷり注いで漬けておきます。日が経つにつれレモンに甘みが増していくので、酸味が苦手な人には作り置き、漬け置きがおススメです。皮も甘くておいしくなるので残さず飲み干せます。しかも冷蔵庫で約6カ月は保存可能!というのも、はちみつには強力な殺菌作用があるので日持ちするんです。
熱湯を注ぐときにすりおろしたショウガを加えると、さらに効果的です。体が温まってよく眠れますよ!
身体を温めるということは免疫力を上げるという事でもあります。レモンに含まれるビタミンCは抵抗力を高め、クエン酸は喉を殺菌してくれます。はちみつは殺菌作用でウイルスを除去してくれます。風邪の予防にはもってこいの飲み物と言えるでしょう。
風邪予防に効く食材は?
野菜や果物に含まれるミネラル・ビタミンで免疫力を高めて風邪を予防しましょう。
レモンの他にショウガは定番ですよね。ショウガ入りの紅茶でうがいをするのがオススメ!もちろん飲んでも予防効果は抜群です。熱い紅茶に生のショウガを溶かして飲めば身体が芯から温まります。風邪をひいてしまった時も発熱時に飲んでみましょう。発汗効果が絶大です。
風邪の予防に効果的な「野菜」といえば私の中ではネギです。子供の頃、「風邪に効くから」と焼いて首に巻かれました。臭くてたまらないのですが、そのくさい匂いに殺菌作用や炎症を抑える効果があります。ただの迷信ではなかったわけですね。
ジャガイモ・キャベツ・にんにく・かぼちゃ・ピーマン・トマト・ブロッコリー・・・これらの野菜も風邪を予防するために積極的に料理に取り入れてみましょう。
風邪予防に美味しいフルーツも取り入れましょう。
レモンはもちろん、みかん・グレープフルーツ・柿・いちご・キウイフルーツ・メロン、そして「一日一個のりんごで医者いらず」と言われるリンゴ。
リンゴは免疫システムを高めて病気を予防する抗酸化物質が豊富です。
身体を温めて免疫力を上げるため、身体を温める食事を心がけましょう。
風邪をひいてしまったら
風邪はひき始めが肝心!と風邪薬のCMでも言ってます。ひき始めの対処が早ければ治りも早いです。少しでも体調に異変を感じたら、風邪ではないかもしれないけれど薬を飲んでおこうかくらいの気持ちが大事です。市販の風邪薬は完全な風邪には効きません。ひき始めだからこそ効くんです。
「あなたの風邪はどこから?」私は喉!喉から違和感を感じたら、すぐに風邪薬を服用します。大概は早めの対処で事なきを得ますが、悪化させてしまうと喉の痛みに食事も出来ないほど。そんな時にはちみつを舐めたり、大根を角切りにしてはちみつに漬けておき、大根からにじみ出た上澄みを飲みます。この汁に炎症を抑える効果があります。
一度これを飲んでも効かない時があり、医者へ行ったら「咳喘息」と診断されました。早めの受診が大切だと身をもって知りました。
食欲が出ない時はリンゴをすりおろして食べましょう。食欲がないからと食べないでいると免疫力も体力も落ちて悪化するだけです。はちみつを混ぜても良いでしょう。どちらも殺菌効果があるので、身体の中のウイルスをやっつけてくれますよ。
風邪予防には効果を発揮する柑橘系フルーツも、風邪をひいてしまった後では逆に胃に負担をかけてしまうものもあります。酸味が強いものは吐き気を誘うものもあるので気を付けましょう。
湯豆腐は体が温まるうえに、たんぱく質が豊富なので食欲のない時にはおススメです。
完全に「風邪」をひいてしまったら、ネギを巻いてる場合じゃありません。すぐに医療機関を受診しましょう。一口に「風邪」と言っても、その種類はウイルスだけで400種類以上あると言われています。中には細菌や微生物が原因の感染症もあるので、民間療法や市販の薬に頼っているだけでは重篤化してしまう恐れがあります。
まとめ
「風邪かな!?」となる前に、常日頃からの食生活に身体の免疫力を高める食材を取り入れていきましょう。「風邪」は万病のもとと言われているのもあながち嘘ではありません。風邪ウイルスは種類が多いうえに常に変異しています。そのため人の身体には風邪の免疫ができずに何度も風邪をひいてしまうんです。そのうち恐ろしい風邪ウイルスが出現するかもしれません。
風邪を寄せ付けない健康な体づくりと予防を心がけて健康に冬を乗り切りましょう!